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移動平均線

移動平均線は最強~線で相場を把握する方法~

移動平均線とは?初心者が最初に出会うテクニカル指標

あなたは「移動平均線」をご存知ですか?
恐らく、テクニカル指標の中で最初に目にするものの一つだと思います。

しかし、多くのトレーダーは「こんな単純な指標でトレードなんてできない」と軽視してしまいがちです。

実際には、このあまりにもシンプルな移動平均線を深く理解せずに、複雑なインジケーターやテクニカル指標を組み合わせて使い、結果として負け続けてしまうトレーダーも少なくありません。

移動平均線はテクニカル分析の基礎

多くのテクニカル指標は、実は移動平均線を基礎として作られています。
にもかかわらず、トレーダーの多くは「10日移動平均線=過去10本の終値の合計を10で割ったもの」程度の知識しか持っていないことが多いのです。

この基本的な知識だけで終わらせてしまっては、移動平均線の本当の力を活かせません。
移動平均線をしっかりと掘り下げて分析することで、トレンドを把握し、利益につなげることも可能です。

初心者にこそ見直してほしい移動平均線の重要性

本当は、移動平均線だけでも十分に相場のトレンドをつかむことができ、安定したトレードを目指すことができます。

もちろん、「移動平均線を理解したから即儲かる」というわけではありません。
しかし、初心に立ち返り、移動平均線の本質を見直すことはトレーダーにとって非常に有益です。

なぜ移動平均線が使われなくなるのか

移動平均線は、トレードを始めた誰もが一度はチャートに表示させるテクニカル指標です。

ところが、経験を積むにつれ、より複雑で最新のインジケーターに目を奪われ、移動平均線を「知っているだけの指標」にしてしまう人が多いのも事実です。

しかし、相場の世界で勝ち続けているトレーダーの多くは、むしろこの移動平均線を基軸にして戦略を組み立てています。

 

トレードするほぼ誰もが知っている(聞いたことがある)移動平均線。

おそらく相場の世界に入った時に誰もが最初に一般書籍で目にしたり、チャートに表示させたりするテクニカル指標です。

でも、慣れてくるにつれ、最新のテクニカルや、より手の込んだテクニカルを使うようになったりします。

結果、移動平均線はほとんど知っているだけで使われないテクニカルとなってしまいがちです。

一度は経験あるはずです。こんな感じです。

複雑に見えるトレードと心理の罠

トレーダーはよく「できる感覚」にとらわれます。
たくさんのテクニカル指標を組み合わせれば勝てる気がする——。しかし実際には、どれを基準にしてよいか分からなくなり、自分の都合の良いサインを勝手に作り出してトレードしてしまうケースが非常に多いのです。

結果は当然「負け」。

なぜなら、トレードは常に複雑だからです。市場参加者は毎回異なり、その心理も刻一刻と変化します。

つまり、同じ相場の値動きは二度と存在しないのです。
しかも、市場参加者の心理状態を完全に読み取ることなど不可能。

ただし、人間の心理そのものは昔から変わりません。
「痛みを避け、快楽を求める」という本能は普遍であり、それゆえに相場には過去と似たパターンが繰り返し現れるのです。

複雑な相場をシンプルに捉える方法

相場は複雑ですが、トレードを「簡単に捉える方法」は存在します。
それが 移動平均線(Moving Average, MA) です。

多くのテクニカル指標は移動平均線を基に作られており、MAを理解するだけで十分にトレンドを掴むことができます。

実際、移動平均線だけでもトレードで利益を出し続けることは可能なのです。


移動平均線とは何か?基本をおさらい

10日移動平均線の意味

「10日移動平均線」とは、過去10本のローソク足の終値を合計し、それを10で割った数値です。

ここで注意が必要なのは、表示する時間足によって意味が変わること。
例えば、1時間足チャートにおける「10日移動平均線」は「過去10本の1時間足の終値の平均値」であり、「240本の終値を合計したもの」ではありません。

ややこしいので、この記事では 10日移動平均線=MA10 という表現を使います。


移動平均線は「市場参加者の平均コスト」

MAの考え方をもう一歩掘り下げてみましょう。

例えば、10日間毎日終値で1枚ずつ買ったとします。10日後には10枚のポジションを持っていますね。
その平均購入価格が「MA10」となります。

つまり、MAは市場参加者の平均コストを意味します。

  • 価格がMAの上にあれば → 市場参加者は含み益(買い方が有利)

  • 価格がMAの下にあれば → 市場参加者は含み損(売り方が有利)

したがって、MAを上抜けることは「買い方が優勢になった」ことを意味し、ゴールデンクロスがエントリーサインとして成立するのです。


移動平均線で反発とトレンドを読む

トレードの基本は「安く買って高く売る」。
しかし、下落中に安易に買うことはできません。多くの人は「反発のサイン」を確認してからエントリーします。

そのサインの一つが 移動平均線を上抜ける動き です。

  • 20MAを上抜け → 過去20本分で買い方が優勢

  • 120MAを上抜け → 過去120本分で買い方が優勢

このように、MAを突破することはトレンド転換や反発の可能性を示唆する重要なサインとなります。

オーソドックスなエントリー方法

  • MAを陽線で上抜け確定 → 買い(ゴールデンクロス)

  • MAを陰線で下抜け確定 → 売り(デッドクロス)


複数の移動平均線を組み合わせる

1本のMAだけではダマシも多く、不安定です。
そこで、複数の移動平均線を組み合わせてフィルターをかけると精度が高まります。

例:20MAと120MAを使ったトレード戦略

  • 価格が120MAの上にある → 「買い」スタンバイ

  • 20MAをローソク足が陽線でゴールデンクロス(20MAも上向き) → エントリー

このように、長期のMA(120MA)が相場全体のトレンドを示し、短期のMA(20MA)がエントリータイミングを与えてくれます。

先ほどのチャートで説明すると・・・・・・・。

120MAと20MAの押し目ポイント

まずはシンプルな例から。

赤○の部分をご覧ください。120MAを切り上げた後、一度下落してから再び上昇を試す場面で、20MAを上抜けています。これこそが典型的なエントリーポイントです。

このタイミングは 「120MAを上抜けた後の最初の押し目」 であることが多く、比較的利益を狙いやすい場面です。もちろん必ずそうなるわけではありませんが、トレードの優位性が高まるサインといえるでしょう。

一方で、押し目をつけずにそのまま上昇していくケースもあります。その場合はエントリーしなければいいだけの話です。すべてのトレンドを取ろうとする必要はありません。


ダウ理論との関係

さらに重要なのは、この押し目ポイントが ダウ理論のアップトレンド完成 と重なるケースが多いということです。

ダウ理論では「高値・安値の切り上げ」でアップトレンドと判断しますが、120MA上抜け後の押し目はまさに「安値を切り上げた可能性の高いポイント」と重なります。

つまり、移動平均線とダウ理論の両方から裏付けられた強い買いサインとなるわけです。


時間足を連動させて移動平均線を使う

ここで一つ疑問が出てきます。
「120MAの中身をもっと詳しく知る方法はないのか?」

実は、移動平均線は 複数の時間足を連動させて考えることが可能 です。

たとえば、2時間足の120MAを日足に換算するとどうなるでしょうか。

  • 2時間足は1日で12本のローソク足

  • 120本 ÷ 12本 = 10MA

つまり、
2時間足の120MA = 日足の10MA

ということになります。


大きな波と小さな波を組み合わせる

この関係性を理解すると、次のような戦略が取れるようになります。

  • 日足のトレンドを確認しつつ

  • 2時間足で細かくエントリータイミングを取る

これによって、日足レベルの大きなトレンドに乗りながら、2時間足の押し目でエントリーする という戦略が可能になります。

例えば次のような条件が揃ったとき、トレードの優位性は非常に高まります。

  1. 日足の120MAの上に価格がある(長期的に買い優勢)

  2. 日足の10MA(=2時間足120MA)の上に価格がある

  3. さらに2時間足の10MAをゴールデンクロス

このように 「大きな波(日足)」と「小さな波(2時間足)」が同方向に揃った瞬間 を狙うのが理想的です。


注意点:すべての相場で勝てるわけではない

もちろん、日足の120MAの上に価格があっても、一時的に大きな下落(調整)が入ることはあります。その時にエントリーしてしまうと負けることもあります。

ですが、この考え方を身につけると、「今の相場がどの位置にあるのか」 を把握できるようになります。その結果、むやみにエントリーするのではなく、大きなトレンドが発生する可能性が高いポイントだけを狙う ことができるのです。

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