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サイクル論 相場の原理原則

大きな波に合わせて小さな波に乗る方法

今までのサイクルについては理解いただけたでしょうか。

波は形成されています。そうでないとトレンドも発生しません。大しけの海では何も動きません。

どの時間足にもサイクルは存在する

どこかの時間足で必ず発生しています。下位足でも上位足でも発生します。

この波を把握した者が相場を制するといってもいいと思います。

波に乗れた人は「相場に勝った」といい、波に乗り損ねた人は「この相場は難しい」といいます。

この波があるから相場は難しいのだと思います。

サイクルは自然の摂理

今ではこの波を波動と言ったり、うねりと言ったりサイクルと言ったりしていますね。

ダウ理論に始まり、有名なところだとウォルフ波動、エリオット波動、サイクル論などがあります。

海には満ち引きがあります。

この満ち引きが波を引き起こしていますが、その波の中にも大小さまざまな波があります。

大きな波は緩やかですが、ずっしりと重い。小さな波は簡単に打ち消されますがそれなりのインパクトがある。

つまり、大きな波は転換するのにも時間がかかり、小さな波はその流れの影響を受ける。

①の中を細かく見ると(下位足で見ると)②のような波が形成されているのが確認でき、さらに細かく見ると③のような波が形成されています。

下位足でトレンドが発生しないと上位足にも発生しない

当然と言えば当然ですが、小さい時間足でトレンドが形成されないと、大きい時間足でもトレンドは形成されません。

そうであれば、大きい時間足でトレンドが発生する。

つまりサイクルが発生するのではないか?と疑って小さい時間足でトレンドを掴めば、大きく長く利益を得ることができるのではないでしょうか。

サイクル論はプライマリーサイクルだけではありません。

その中にもメジャーサイクルやトレーディングサイクルなどもあります。

小さな波が発生しない限り、大きな波は発生しません。

小さな波が、やがて大きなトレンドを生み出すのです。

下位足でサイクルを探す

4時間足でも60分足でもサイクルが形成されているのを見ることができます。

通貨ペアによっても特徴はそれぞれありますので、それぞれに分析する必要があるかもしれませんが、確実に波打って相場は形成されています。

GBP/JPY 60m

プライマリーサイクルの中にメジャーサイクルがあります。プライマリーサイクルが24周だとすれば、メジャーサイクルは6~8週で形成。

その中にもサイクル(トレーディングサイクル)はあり、上記チャートだと赤い太線は7~8日でサイクルを形成しています。

例えばGBP/JPYは6~8日でサイクルを形成することが多いです。そう分析できたとしたらそれを利用してトレードすることが可能です。

例えば1回目の押し目と2回目の押し目はそろそろ押し目から上昇すると疑い、移動平均線が上向きに転じた段階でエントリーが可能だと考えます。

また、そのタイミングがメジャーサイクルやプライマリーサイクルではどの位置になるのかを考えることで、ポジションの処理方法を考えることもできます。

どうでしょうか。ある程度優位性を理解したうえで自信を持ってエントリーできると思います。

まとめ

サイクルは週足のみに存在するものではなく、それぞれの時間足で形成され、それが勢いとなって大きな波にも波及されています。

それゆえ、日足、週足でトレードをしているトレーダーのみに使えるものではなく、60mやそれよりも下位足でトレードするトレーダーにも十分生かせる理論だと思います。

なぜここで下がった???などと不思議な値動きをする際にも、それはただ単にサイクルの終了に向かった下落だったりと、サイクル論を理解している人であれば容易に納得できるものだったりします。

完全にサイクル論に頼ったトレードに移行することを進めるわけではなく、このような理論があり、相場に一定のパターンがある。

ということを知っておいていただくだけで、相場に対する心構えが変わると思います。

 

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