「トレンドに乗ることができません。
どうすれば、トレンドに乗ることができますか?」
トレンドに上手く乗れないと思っている人は多いと思います。
その人たちは、
「アップトレンドとは何か? ダウントレンドとは何か?」
という「トレンドの定義」が、自分の中にないのではないかと思います。
そもそも自分の中にないのであれば、トレンドに乗りようがありません。
トレンドの定義
トレンドに乗るためには、何がトレンドか?という
「トレンドの定義」が必要です。
ここで問題なのが、
トレンドの定義は星の数ほど無数に存在します。人それぞれ定義が違うわけです。何かのスクールに入っている人同士でない限り・・・。
例えば、「20日間の高値を切り上げたらアップトレンド」という定義づけもありますし、ダウ理論で安値と高値が切り上げたらアップトレンド。
2本の移動平均線のゴールデンクロスでアップトレンドという風に定義している人もいます。
私は、ダウ理論をトレンド定義に使用しており、
「高値と安値の切り上げでアップトレンド」
というのがトレンドの定義です。
トレンドをどう使うのか?
では、トレンドをどのように使えばいいのでしょうか。
私の場合、ですが、ざっくりと言ってしまえば、
ポイント
①サイクル論で環境認識を行い、今の相場がどの時期(始まりなのか終焉なのか)にあるのかを把握し、
②ダウ理論でトレンドを認識。
③移動平均線で売買タイミングをつかむ。
といった流れで日々トレードを行っています。
自分が乗りたい、ターゲットとしているトレンドは何か?
というトレンドの定義を、勉強して身に着けない限り、トレンドに乗ることはできません。
トレンドはどうやってものにできるか?
では、トレンドに乗るにはどうしたらいいのでしょうか。
トレンドに乗れないという方は感覚でトレンドに乗ろうとしていたのだと思いますが、過去のチャートを見て、一気に上昇している局面があったら、
「あぁ、トレンドがあったんだ。こういうのに乗りたいなぁ」
と思っているだけに過ぎないと思います。
トレンドには、感覚で乗るのではなく、過去チャートを見てどんな上昇相場に乗りたいのか考えてみてください。
その相場に乗るにはどんな方法があったか、どんな値動きがあったか、そんなことを見る時間足を変えたり、テクニカル指標で分析したり、パラメーターを変更したり、水平線を加えたり、試行錯誤してみてください。
面倒でもチャートに向き合って分析する時間を設けない限り身につくものではありません。
そして、これを繰り返し行えば。きっと見えてくるものがあると思います。
それがあなただけのトレンド見極め方法になります。
トレンドを定義し、その定義に従い、
「アップトレンドが発生したら買います」
こうすれば、失敗もありますが、トレンドに乗ることができます。
そして利益が手に入ります。
これをやらなければ利益は手に入りません。
まとめ
相場は決して華やかなものではありません。辛抱が必要な、地味な作業の繰り返しです。
売買手法と同じで、誰かから聞いたトレンド認識方法を拝借しても、まぁ身につかないと思います。
それをもとにしてもいいので、なぜそれがトレンドと言えるのか、自分でチャートと向き合う時間を割かない限り自分のものにはなりません。
人から拝借したルールや手法など、すぐに忘れるものです。